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やってないのに無理やり罪を押しつけられる・・・
そういうのはとてもやるせないけどね・・・残念ながら今の時代はそれが当り前なのよ・・・
誰かのせいにしないと気が済まない時代になっちゃったんだよ・・・
5話:私とザマスと彼の美麗なる足-ハガネ山-
・・・・・・・・・
・・・・・・ここは・・・どこ・・・?
・・・・・・もしかして・・・・・・夢の・・・中?
-……………………-
あれ・・・?誰が居る・・・・・・何か喋ってるのか・・・?
ゴロ・・・・
・・・ん?
ガガガガガガ!!ゴロロロロロロ!!!!
うわ!地震!?
ゴロゴロゴロ・・・・・・
・・・治まった?
夢にしちゃぁ、随分とリアルだなぁ・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
チー「うぅ・・・夢・・・か?」
そう言って俺は起き上がった
起きて最初に目にしたものは、物があちらこちらと辺りに散らかっていた部屋だった
言っとくが俺はどっかの片付け知らずの奴みたいにの物とかを辺りに置きっぱにしない
しまう物はちゃんとしまう主義(?)を持っている
チー「やっぱ地震が起きたのか・・・」
そう言って俺は立ち上がって、地震で散らかった物を片付けようとしたら・・・
???「・・・・・・」
チー「・・・・・・」
俺の目の前には3匹のモグラ叩きに出てくる奴みたいな物体が地面から顔を出しながらこっちを見ていた
目があった瞬間、奴等は眼を輝きながらこっちを見つめていた
勿論、断末魔が俺の家から聞こえたのは言うまでもない
今はっきり言おう
これで起きたポケモン達、正直ゴメン
でも俺は全くの無罪なんだ、悲劇の主人公なんだ・・・
・・・そんな冗談はともかく、今俺の目の前には1匹だけタンコブが出来たポケモン、無傷の2匹、合わせて3匹のポケモンが居た
ついでに一匹のタンコブは俺が断末魔をあげながら辺りに散らかっていたオレンの実を投げた事で出来たものである
それはともかく、こいつは確か・・・ダグトリオだったっけ?
ダグトリオはどうやら救助を頼みに俺の家に入ったという
・・・救助を頼みに来たのは山々だが、なんで瞳があんなに輝いていたんだ?ガチホモ?
まぁ、そんな事は置いといて、どんな依頼なのか聞いてみた
ダグトリオ1「起きて早々スマンが、息子を助けてほしい!」
ダグトリオ2「あなたの朝食は何ですか!?」
ダグトリオ3「なんで私だけ・・・死ぬほど痛いよぅ・・・グスン」
チー「待て待て!一片に3匹とも喋らないでくれ!
息子?一体どうしたんだ?ってか一匹関係なさそうな話すんな!そしてもう一匹、正直すまなかった・・・」
ダグトリオ1「エアームドという卑猥なカスにさらわれたんだ!糞が!!」
ダグトリオ2「それじゃぁ、好きな食べ物とかないのですか!?」
ダグトリオ3「嗚呼!!私はなんて可哀想なポケモンだろうか!!そもそもこんな可哀想な奴は・・・」
一匹は全く関係ない話してるし、もう一匹はあまりにもの痛さに自分の被害妄想を繰り出していた
・・・こいつ等はとりあえず無視しておこう
ダグトリオ1「追いかけてたらエアームドはハガネ山というところに逃げてきました・・・」
チー「それで山には入ったのか?」
ダグトリオ1「はい・・・ですが汗と共に襲いかかる青春★体験者たち!今にも熱く死にそうな目つきで睨む不良なるヤクザ候補生たち!
そんな奴らに私たちは勝てるわけがなかったのです・・・」
・・・とりあえず、我を忘れたポケモンたちに襲われたと解釈してもいいだろう
それにしても、こんな父親でよく息子は耐えたな
結構出来そうな息子であろうか
ダグトリオ1「そんな訳で息子を頼んだぞ!」
ダグトリオ2「夕飯の時、突撃取材します」
ダグトリオ3「さぁ!これから世界を破滅しに逝ってくるであります!!」
おいおい、風の如く去っていったな・・・断る事すらも出来なかった
まぁ、一応頼まれた依頼だしな・・・やるか
ってかもう一匹、凄い事言ってたような気がしたのは俺の気のせいであろうか?
俺は地震で散らかった部屋を片付けてたら誰かが扉をノックした音がしたので、扉を開けた
そこにはもはやお馴染みのチームの仲間3匹が居た
イブ「チー、おはよー!」
チー「おう、おはよう」
ズズ「今日もポスターの中は何も入って無かったよー」
チー「お前・・・なに人のポスターを勝手に見ているんだよw」
キリ「そのかわり、之が入ってたわよ」
そう言ってキリは手紙をチーに渡した
一体何だろう・・・
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アツシへ・・・
I love アツシ I love アツシ
I love アツシ I love アツシ
I love アツシ I love アツシ
I love アツシ I love アツシ
I love アツシ
I love アツシ I love アツシ I love アツシ
もう、アツシとは離れない
ずっと、ずっと離れない
モウ、ハナサナイ、ゼッタイ、ハナサナイ
byリカ
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そこに書かれたもの・・・それは「I love アツシ」と赤い字で幾つも殴り書きをした手紙だった
そして最後の行も酷く殴り書きをしていた
キリ「・・・あんた、何か変なことしなかった?」
いや、勝手に間違って送ってるから変な事は絶対してない
というより、こんなのを送ってくる彼女が居たら即別れている、そして遠くに逃げてる
ってかリカっていう人に一体何があったんだよ
そう思った俺はもはや呪われているとしか言いようがない手紙を粉々に破いた
チー「そういえば、依頼なら今さっき頼まれたんだけど、強制的だけど」
イブ「え、本当!?」
???「そうです!!」
リョキ!!
イブ「わわ!」
ダグトリオ1「息子のディグダはエアームドというヘタレにさらわれたのです!
場所はハガネ山の頂上ですので、何ぞと宜しくお願いします!」
ダグトリオ2「貴方の朝食を見に来ましたー!
え?もう帰るの?」
ダグトリオ3「そして私は新世界の神となる!
拒む者は即座に排除してやる!」
リョキリョキ!
イブ「・・・;」
キリ「これは断る暇もないわね」
ズズ「それより一匹明らかにおかしいのいたねー」
彼は俺が投げたオレンの実にぶつかり、その衝撃で厨二病になりました
(厨二病とは・・・http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%C6%F3%C9%C2)
イブ「・・・とりあえず、今日はその依頼でやろうよ!」
ズズ「オッケー」
キリ「良いわよ」
チー「了解っと」
そんな訳でイブとズズは救助の準備しに広場に向かった
キリは俺に話があるそうなのだが・・・何だろう
チー「んで、話って何?」
キリ「確かあんた、電気使えなかったでしょ?」
チー「ああ、それがどうした?」
キリ「・・・一刻も早く電気使えるようにならないとあんた、ヤバいわよ」
・・・What?
ヤバいって、どういう事ですか?
・・・まさか・・・・・・俺、このままだと「電気が使えないピカチュウ」というレッテルを貼られ、
「電気使えない黄色い鼠なんてただの飾り付けの鼠のぬいぐるみよ!」と馬鹿にされる挙句、チームから戦力外を受けるって事か!?
チー「せ、せめて戦力外は・・・」
キリ「戦力外?何言ってるの?
このまま電気使わないとあんたの頬にある電気袋が破裂するわよって言う意味なんだけど」
チー「電気袋?」
キリ「ピカチュウの頬には電気袋があって、そこから電気を貯める習性を持ってるわ
でも貯めすぎると勝手に放電するのよ
最悪の場合、破裂する事もあるそうよ」
という事は電気貯めすぎると電気袋がギブアップを求めてくる
でも電気を放出する方法が分からないからどうしようもない
そして何れは電気袋が破裂、そして頬どころか頭がわーわーにゃーにゃーわんっ!
・・・今考えると何て恐ろしい事なのだろう
最悪の事を考えた俺は背筋を凍った
キリ「だからこの依頼を終えたら早速電気を使えるように練習するわよ」
チー「お、OK・・・」
うん、とりあえず今は依頼に集中しよう
そういえば息子のディグダをさらったエアームドはどんな奴・・・!?
あれ?ちょっと待てよ?
チー「なぁキリ、確かエアームドって空飛んでいたよな?」
キリ「ええ、そうだけどそれがどうした?」
チー「た、確かさらわれたのは・・・ディグダだったよな?」
キリ「ええ、そうだけ・・・っ!!」
この時、俺等二匹はとんでもない事に気づいてしまったのだった・・・
エアームド、お前はどうやって地面に埋まってるディグダをさらった?
そしてエアームド、お前は奴の禁断の領域を見てしまったのか!?
気になる・・・非常に気になる!!奴は・・・足という物が存在しているのか・・・!?
そう考えて行くうちにイブとズズが戻ってきた
ズズ「ただいま~」
イブ「あれ?二人ともどうしたの?深刻な顔をして・・・」
チー「いや、なんでもない・・・」
キリ「・・・気にしないで」
まぁ、この事は救出した後に問い詰めてやろうか・・・
そんな訳でまだ生まれて間もない救助隊「fly」の二度目の救出活動が幕を開けたのであった・・・
・・・約二名、エアームドの謎の拉致方法とディグダの禁断の領域に悩まされながら・・・
----- 今 回 は こ こ ま で -----