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前回
http://yaiva.blog.shinobi.jp/Entry/355/





出発してから何十分後、俺達は目的地であるハガネ山に到着した
ハガネ山という名前だからてっきり周りは鋼だらけだと思ってたけど、案外岩だらけで鋼は全くなかった

俺達はエアームドがいるであろう頂上に向かった
え?なんでエアームドの場所を知ってるかって?
だって大抵、犯人とかボスとかは頂上に待ち構えてるだろう?そしてそれを戦士やら勇者やらが討つ!
・・・はい、どうみてもRPGゲームのやりすぎです、本当に有難う御座いました

イブ「う~ん、おかしいなぁ」
チー「どうした?」
キリ「ココに暮らしてるポケモン達がやたらと見当たらないのよ」

そう言えばもう山の中盤に差し掛かってるのに、今だにポケモンとは戦ってない
むしろ、会った事すらない
ハガネ山に行く途中にキリから聞いたけど、普段はココドラやジグザグマなど山を好む多くのポケモンが住んでいたとか
それに昨日地震あった事で、ポケモン達が暴れまわってると予想してたけど・・・

ズズ「やっぱエアームドの影響なのかなー」
キリ「そうとしか考えられないわね」

・・・それにしても、こうポケモン達が居ないと妙に嫌な予感がする
それほどエアームドは強いという事が物語っているのだろうか
それにさっきから全く調子が出ない
何かボーっとするような・・・


ビシビシ・・・


・・・?
何だ?今頬から電流g・・・

ビシッビシッ!!


その時、俺の頬から電流が走った
電気はそのまま頬を向く方向に行き、やがて空気になるように消えていった

チー「な、何だ?」
イブ「どうしたの?」
チー「いや、今頬に電流が流れて・・・」
ズズ「ピカチュウは大抵そうだよー」
イブ「なんだよぅ、変なチー」

・・・変扱いされたorz
でも何だろう、さっきのは・・・

そう思ったが、考えても分からなかったので、あまり気にしない事にした
・・・だが、唯一チーの様子を見ていたキリは深刻な顔をした


そして山も頂上に登るところまで来た俺達
結局、ポケモンたちは一行に襲ってこなかった
たまたま見かけたポケモンも居たが、何かに脅えてる様に岩陰に隠れていた

キリ「ココがハガネ山の頂上・・・」
イブ「おーい、エアームド何処にいるー
お前は既に包囲されてるー」

ちょ、そんな大声出さんといてよ
ってか何故この子は棒読みで言ってるんだ

イブの棒読みに釣られたのか、誰かの怯えるような声が聞こえた

??「あ、、あの、、」
チー「お?なんか声聞こえなかったか?」
ズズ「確かにあそこから聞こえたよー」

ズズが指した方向に一匹の子供らしきポケモンが怯えながら硬直していた
この様子だと・・・多分依頼主の息子ディグダだと直感した

チー「君がダグトリオの息子だな?今助けるからちょっと待ってろよ!」

そう言って俺はディグダの方に走っていったが・・・

ディグダ「ちょ、ちょっと待って!」

突然ディグダがストップをかけた
俺はその言葉に少し動揺しながらも止まった

チー「どうした?」
ディグダ「その・・・僕の前には大きくて深い崖があって・・・」

そう言ってディグダの視界を良く見てみるととても大きな崖が俺に立ち塞がっていた
・・・これ、ディグダに止めなかったら俺、孤独な加速度で落ちて一瞬に砕け散ってたのか?

チー「あ、あぶねぇ!!ってかこえぇ!!」
イブ「下が真っ暗で見えないよー;」
キリ「それにしても困ったわね
私のツルでもあそこには届きそうにもないし・・・それに・・・」

その時キリが言葉をとまった理由は俺にははっきりと分かっていた
そう・・・あのディグダをどうやって救出するかだ
そのまま地面からすっぽ抜いて救出すれば良いものの・・・それだと俺達は誰も見た事もないディグダの禁断の領域を見る事になる
是非見てみたいものが、いざその事を他者に見るのはディグダ族にとっては禁じられている思うと、ディグダ族に何らかの儀式を掛けられかねない
もしかしたら洗脳・・・

チー「キリ、やめとけ
あいつの足を見たら、きっと儀式沙汰となって俺等、洗脳されるぞ」
キリ「・・・何それ?」

そう言った矢先、イブの叫び声が聞こえた

イブ「チー!キリ!早く来て!!」
チー「?なんだ!?」
キリ「行ってみましょう!」


イブの叫び声を聞いて駆け付けた俺とキリ
そしてそこに見えたのは・・・イブとズズの目の前に銀色の翼が生えたポケモンが上空から下りていった
降りて早々、それは俺達を睨みついた
その視線からは今まで出会ってきたポケモンとは違うとてつもない威圧感を感じる
きっとこのポケモンが、ディグダをさらったエアームドだろう

そしてエアームドは俺達を見て声を出した


エアームド「あんた達、ココに何しに来た ザ マ ス !!」


・・・・・・・・・ザマス?


イブ「私達はただディグダ助けに来ただけだよ!」
ズズ「アンド犯人も捕まえるんだけどねー」
エアームド「黙れザマス!こいつは後でワタシが殺しめておくでザマス!!」

チー「なぁキリ、言っちゃいけない事なんだけどさ・・・
・・・語尾のせいであんまり緊張感がない」
キリ「一体彼に何をしたのかしら
理由にならなければ誘拐犯として私達で仕留めておくわよ?」

嗚呼、無視ですかそうですか
ってかおかしいのは俺の方だったですね
空気読むって大事だね
そしてシカトって案外寂しいね

エアームド「最近地震が起きてるのもお前等も知ってるでザマス?
その地震のせいで怖くて、安心して眠れないでザマス!
それもこれもこいつ等が地底を暴れてるせいでザマス!!」
ディグダ「そ、そんな・・・僕は・・・」
イブ「そ、そりゃ最近よく地震起きてるけど・・・でもディグダのせいじゃない事もあるじゃない!」
キリ「暴れても所詮、揺れは地震のレベルには全く達しないしね」
エアームド「五月蠅いでザマス!!こいつのせいと言ったらこいつのせいでザマス!!」

そう言ってエアームドは上空に飛んで、翼を高速に羽ばたかせた
エアームドの風おこしが俺達を襲う

イブ「きゃぁ!!」
キリ「と、飛ばされる・・・!」

イブとキリ、ズズは全体重を足に集め、飛ばされないようにしていた
だが、あまりにもの強さに今にも飛ばされそうな雰囲気だった
それと同時にズズはある事に気付いた

ズズ「あれ?チーは?」
イブ・キリ「え!?」

三人は周りを確認してみたが、チーの姿は何処にもなかった

その頃、俺はシカトされたショックで呆然としたところ、エアームドの攻撃でそのまま風に流されました
いやぁ、凄かったよ
気付いたら俺、空を飛んでRUUUUUUUUU!!って感じだったもの
俺は鳥になったんだよな・・・・・・いや、フェニックスになったんだよな!?
フェニックスの尾取り放題じゃん!!これでマイケルジャクソンを生き返させる事が出来る!!
・・・あれ?これFFネタじゃんと思いつつも、俺は飛んでいるのではなく、ただそのまま落下してる事はとうとう気付かなかったのであった


ズズ「・・・遥か遠くに飛ばされちゃったね」
エアームド「ギャハハ!!あいつ電気使わずに終わったでザマスwww馬鹿ザマスwww」
キリ(電気使えないあいつが不憫すぎて仕方ないなぁ)
イブ「チー・・・仇はちゃんととるから・・・!」
ズズ「いや、まだ死んでると確定していないと思うからー」

チーが抜けたものの、3匹vs1匹の戦いはまさにキリ達が有利になるはずだ
キリ「とりあえず慎重に行きましょ!」
イブ「うん!」

こうして3匹とエアームドとの戦いは始まった
・・・離れて数百メートルに、落ちて頭を地面に突き刺さっている情けない状態となった少年を残して・・・



イブ「体当り!!」

最初にイブは体当りで攻めてきた
エアームドはそれを楽々と避けた

キリ「やどりきの種!」
エアームド「何!?」

やどりきの種はエアームドの体中に入り込み、そこから蔓と葉が生えてきた
そしてエアームドの体力は消耗していった

エアームド「っぐ・・・さっきの体当りは囮ザマスか・・・!」
ズズ「まだまだ続くよ~、水鉄砲~」

ズズはのんびり言いながらも水鉄砲を繰り出した
やどりきの種で縛られている為、避けられる事が出来ないエアームドは水鉄砲に直撃した

エアームド「ッチ・・・3匹じゃ歯が立たないでザマスか・・・ならっ!!」

そう言ってエアームドは力強い足を思いっきりジャンプし、崖を通り越してディグダの所に向かった
そしてディグダの頭を突いた

ディグダ「い、痛いっ・・・!!」
イブ「ディグダちゃん!」
キリ「ちょっと!それは卑怯よ!!」

キリはそう怒り、つるのむちをエアームドに縛りつけようとした
だが、あともう少しのところでエアームドには届かなかった





ズズ「ってか一つジャンプしただけであんな崖を越せるもんなんだね~」
イブ「そう言えば!ザマス凄いでザマス!!」
キリ「関心している場合!?ってかイブ、あんた語尾移ってるわよ!」

そう突っ込んだキリは次なる手を探っていた

エアームド「・・・ニヤリ」

考え込んでいたキリはエアームドの不穏な笑みを見て、嫌な予感をした

キリ「・・・!二人とも逃げて!!」

キリはそう言おうとしたその時・・・

ブチッ!!

エアームドに縛りついていたやどりきの蔓はあっけなく切れてしまった
そして何も怒涛もなく、エアームドは翼を広げて飛び、3匹を切り裂いた

イブ「きゃあ!」
キリ「ぐあっ!」
ズズ「うっ・・・!」

3匹はエアームドの切り裂く攻撃でひざまついた
だが、エアームドはなおも飛び回り、3匹を切り裂き続けた
3匹は傷だらけになり、傷から鮮血が流れていた

キリ(ヤバい・・・このままじゃ大量出血で死んでしまう・・・!)
エアームド「これでとどめザマス!!死ね!!!」

エアームドはとどめを刺そうとしたが・・・

ビュン!!

高速にエアームドを向ける何かに当たり、完全に体制を崩した
そして、高速でエアームドに当てたものは、見事に地面に着地した
そこにいたものは、イブ達にとってはお馴染みの人物だった・・・

チー「仲間のピンチに駆けつける俺、めっちゃカッコいい!!」

漢、チー
悲惨な状態から華麗に立ち上がり、エアームドを退け、ナルシストな発言をしながら登場
見っとも無い、流石チー見っとも無い



カッコつける程の余裕さを見せたチーであったが、すぐにエアームドを睨みつけた

エアームド「・・・ハン!誰だと思ったら電気が使えない只の溝鼠ザマスか
この私にそんな目で睨みつけて動揺するとでも思えるのザマスか!」

そう言ってエアームドは翼でチーを切り裂こうとしていた
チーはそれを電光石火でかわした
そしてチーはキリのそばに着地した

キリ「うぐっ・・・・・・何が案があるなら・・・手伝うわよ・・・」
チー「・・・キリ、お前は少し休んでおけ
それに大丈夫、あんな奥様口調な鋼の刃のおばさんに俺は負けねーから」
エアームド「おい!聞こえてるでザマス!!」
チー(じ、地獄耳!!結構小さめで喋ってたんだがなぁ・・・)

チーの挑発的な発言でエアームドは完全にキレていた
今やエアームドの眼はもはやポケモンを殺すような眼をしていた
だが、チーは今一つも動揺しなかった

チー「流石鬼女、怖いねぇ
でもそれはそれで丁度いいや」
キリ「ちょっと・・・なんでそんなに・・・余裕なの・・・?」
チー「さぁ、何でだろうな?
でも今確かな事は一つある・・・・・・」





チー「俺、電気使えるかもしれない・・・」

キリ「え・・・!?」
チー「もし少しの力があれば倒れてるイブとズズを守ってくれよ」

そう言ってチーはエアームドのところに向かった
キリは立ち上がろうとしたが、傷の痛みで立つ事が出来なかった
唯一出来る事・・・それは技を使う事のみだ

キリ「リフレクター・・・!」

キリはイブとズズの周りにリフレクターを発動させた
エアームドの攻撃ダメージを最小限に抑える程度の守りだったが、これがキリの精一杯の防御だった
そしてキリは力を振り絞って二匹の元に向かい、傷の手当てをした


さてと
こいつ、最初とは比べ物にならないくらいの殺意をしているけど、何故か怖くねーんだよなぁ
ってかすんげぇあいつを殴りたい気分で一杯だった
だが、ここは抑えよう
怒りは最後に放つべきだな・・・

それにこいつは案外短気な性格だって事も大体分かった
こういう奴を煽ると、怒りに任せすぎて攻撃が大ぶりになる
大ぶりになれば非常に攻撃が単純になりやすいとどっかの漫画でもあったしな

チー「そうなればこっちのものだ!」
エアームド「ッチ!チョコチョコと動き回りやがって・・・・・・さっさと死ねえええぇぇぇぇでザマス!!!」

俺はザマスのおばさんの語尾で油断したのか、電光石火を使う事が出来なかった
それでもギリギリで避けたが、エアームドの渾身の攻撃は俺の腹辺りに掠った
掠った部分に血が少々流れてきた
くそう、結構痛いなぁ・・・これもあれも全てザマス語尾のせいだ
第一なんでこんな緊迫な場面でザマス語尾を使うのかと
読者も今頃空気読めとか思ってるぜ、絶対

そう思った俺は次々と攻撃してくるエアームドを電光石火で避け続けた
そろそろかな・・・技を多用しすぎて、疲れで電光石火のキレも無くなってきたし・・・
俺はその場で立ち止まった
その場所は崖との距離は少ししかなかった

俺はエアームドを睨みながら言った

チー「最後に、俺はお前を許さない事が二つある
一つ目は俺の仲間を随分と玩具扱いにさせてくれたな
もし、大量出血で死んだら慰謝料請求と同時に呪ってやるわ」
エアームド「ふん、生意気な!」

エアームドは俺につつく攻撃をしたが、難なくかわした
怒りに任せすぎたエアームドの大振りな攻撃はもはや電光石火なしでもかわすことが出来た
かわした俺はそのまま、エアームドに向かって走った
そして・・・

チー「もう一つ許さないこと・・・
それは・・・」


ビシ・・・ビシャ・・・!

エアームド「なにぃ!?」
キリ「あれは!!」



罪 の な い 奴 を 理 不 尽 な 理 由 で 傷 付 け た 事 だ ! !



・・・チーの頬に黄色い閃光が唸る
それはあっという間に全体を包み込んだ
そしてその閃光はエアームドへと高速のスピードで飛ばした
エアームドは油断したのか、避ける事が出来ずに閃光に直撃した
エアームドの体には静電気のようものが走る


チーは渾身の力で初めて電気ショックを放ったのであった
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無題
か、かっこいい~

「罪 の な い 奴 を 理 不 尽 な 理 由 で 傷 付 け た 事 だ ! !」

すげ~かっこいい~

サフィア(元イージス 2009/07/29(Wed)17:54:48 編集
無題
>>サフィアさん
感想有難う御座いますー

チーは歩く名言集ですw(何
ko_n(管理) 2009/07/30(Thu)03:50:18 編集
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