小説と詩のブログ
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ピアス穴の中にある白い糸
それを取ると・・・
5話:白い糸
それを取ると・・・
5話:白い糸
ユミ「ちょっとリサ、今からピアス付けるから耳に穴をあけたいけど、怖いから代わりに私の耳に穴をあけて頂戴!」
リサ「なんで私が・・・てかユミ、その程度で怖がりすぎ(笑)」
ユミ「だって自分で耳に穴をあけるなんて・・・」
リサ「それ、今からピアスを付けようとしてる奴の言葉なの~?(笑)」
リサ「どれどれ~」
ユミ「い、痛くない程度で頼むよ!!」
リサ「分かってるよ怖がりユミ(笑)」
ユミ「うう・・・・・・」
リサ「よし、これで終了!」
ユミ「あれ・・・?全然痛くない・・・」
リサ「拍子抜けだね(笑)」
ユミ「もう~、恥ずかしいよぉ・・・」
リサ「もうリサったら・・・・・・ん?」
リサ(あれ?なんだろう、この白い糸屑・・・とりあえずピアス付けるのに邪魔になるから取ろうかな)
ッス・・・
リサ(お、取れた取れた・・・ってか何で穴の中に糸屑が・・・?)
ユミ「あ、あれ!?」
リサ「どうしたのユミ?」
ユミ「み、見えない・・・・・・真っ暗だよ!!」
リサ「・・・え?」
ユミ「リサ!?何処なの!?ねぇ!!真っ暗で見えないよ!!」
このあと、ユミは病院に運ばれたが、検査の結果「失明」と判明した
医者によると、実は白い糸の正体は視覚をつかさどる神経で その神経が切れてしまい、失明を起こしたらしい
それからというもの、ユミは一生暗闇の世界に暮らすのを恐れ、自殺した・・・
私はユミを苦しめたその罪償いとして自ら両目を抉りだし、一生暗闇の世界に入り込んだのであった・・・
5話:白い糸 完
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